惑星誕生の現場の姿

太陽のような星は、生まれたばかりの頃はガスと塵でできた原始惑星系円盤と呼ばれる円盤に取り囲まれており、地球や木星のような惑星はその中で生まれると考えられています。また、惑星に成長できなかった物質がのちに残骸円盤 (デブリ円盤) と呼ばれる円盤を作ることもあり、いずれも惑星誕生の現場として重要な研究対象です。すばる望遠鏡は、補償光学を使用した高解像度観測によって、この惑星誕生の現場の姿を次々に写し出すことに成功しています。写し出された円盤の形状やすき間構造などから、惑星の誕生と進化の謎に迫っています。