業務で来訪の方

業務でハワイ観測所に来訪される際に守っていただく事項、ご注意いただく事項

必ずお守りいただく事項

  • すばる望遠鏡では、事前に来訪希望申請が必要となります。現場での申請はお受けしておりませんので、申請に無いお知り合いなどをお連れにならないでください。
  • 観測所ガイドの指示に必ず従っていただきます。安全説明、経路の誘導指示、緊急避難時には特に注意を払い、とどこおりなく指示をお守りください。
  • 指定された場所以外に立ち入らないようにしてください。
  • 緊急事態もしくは望遠鏡の運用に支障を来すような重大な事態にあると観測所が判断した場合には、業務を中止し、直ちに職員の指示に従って行動してください。
  • 集合時間を厳守してください。
  • 山頂全体の環境に配慮し、すばる望遠鏡施設内でもルールに従った行動をお願いいたします。

マウナケア山頂施設を見学する際、特にご注意いただきたい事項、一般的なご注意・おすすめ

特に注意いただきたい事項

マウナケア山頂は標高 4200 m の高地であり、大気圧は平地の 60 % 程度しかありません。
このため大気中の酸素も薄く、訪問者は高山病にかかる危険があります。
また、標高による影響のため既往症状が悪化する可能性があります。健康に不安のある方、妊娠中の方は、来訪をご遠慮ください。

一般的な事項

酸欠になりやすい、それに伴って代謝機能も低下するということから、以下のことにご留意ください。

  • すばる望遠鏡の敷地内は禁煙・禁酒になっております。また、すばる望遠鏡来訪前48時間以内の飲酒、喫煙は避けることをおすすめします。
  • 気圧の差により消化器にガスがたまりやすくなります。来訪の前日にはガスを生じる食べ物(豆類、キャベツ、たまねぎ等、その他オナラのもとになりやすいもの)を、食べすぎませんように。
  • 脱水状態になりますと高山病になりやすいので、できるだけ多くの水分を摂取することをおすすめします。
  • 来訪の前 24 時間以内は、スキューバダイビングをしないでください。
  • 途中で高地に体を慣らすため、マウナケア・ビジター・インフォメーション・ステーション(MKVIS)にて1時間以上休憩してください。
  • すばる望遠鏡施設内では決して急いで動かないようにしてください。特に床などに物を落としたときなどに急激な頭の上げ下げをしないようにしてください。
  • 気分が悪くなったら、我慢せず直ちに観測所職員にその旨を伝えてください。当日の体調が不良の場合、来訪をおすすめしません。
    山頂域から、麓の最寄りの医療機関までは1時間半から2時間のドライブになります。医療専門家は山頂に常駐しておりません。
服装について
  • ハイヒール,サンダル等の不安定な履き物や,急な階段の昇降を含むドーム内での行動に不適切な服装では,山頂すばる望遠鏡施設へは入れません。
  • 山頂では夏期でも気温が0℃近くまで下がることがありますので、厚手の長袖上着を持参してください。 (女性の方はスカートよりズボンをお勧めします。)
  • 山頂すばる望遠鏡ドーム内およびその周辺ではヘルメットの着用が義務づけられています。
マウナケア山頂へのアクセスについて
  • 山頂まで道路が通じていますが、公共交通機関はありません。
  • MKVISより上の道路は未舗装道路があり、4輪駆動車でなければ上がることはできません。
  • MKVISより上の道路は、制限速度が時速 25 マイル(時速 40 キロ)です。勾配が急ですので、特に下りの際はスピードが出過ぎないようにローギアの使用をおすすめします。
  • 定期的に未舗装道路を整備する大型車両が往来しています。追い越しやすれ違いの際には徐行して大型車両の運転手の指示に従い、十分注意して運転してください。
  • 山腹では霧が発生することがあり、その場合には見通しが一層悪くなります。スピードと周囲の状況にいちだんとご注意ください。
  • すばる望遠鏡付近の道路(地図参照)は、山頂の自然環境および観測環境保全のため、制限速度が時速5マイル(時速8キロ)となっておりますので、速度を落として通行願います。
  • MKVISからすばる望遠鏡までの所要時間は、上記スピードで約 30 分です。
  • 駐車の際には、すばる望遠鏡ドーム外の斜面、舗装道路上に指定された区画をご利用ください。見学の方の出入り口は、ドームと外部エレベータの間のドアです。車両でも徒歩でも、舗装部分以外の部分に入らないようにお気をつけください。
  • すばる望遠鏡の山麓施設があります、島の東側のヒロ市と、島の西側のコナ市との間は120 - 160 キロメートル(80 - 100 マイル)の距離です。ヒロから山頂までは約 70 キロメートル(45 マイル)、中腹での休憩1時間を含んで約2時間半の所要時間となります。コナから山頂までは 100 - 140 キロメートル(60 - 85 マイル)、中腹での休憩1時間を含んで約3時間半から4時間半の所要時間となります。ただしカイルア・コナおよびその周辺での交通渋滞により、所要時間はさらに延びる場合があります。
山頂での勤務について
  • 山頂へ上がる際には、必ずハレポハクでの高地順応が必要になります。山頂での作業計画を立てる際には以下の基準に従って休憩をとることに留意してください。
  • 8時間未満の山頂滞在:最低30分
  • 8時間以上14時間以内の滞在:最低8時間
  • 山頂での作業の際は、必ず観測所員の指示に従ってください。山頂作業責任者は、昼間の作業ではデイクルーチーフ、夜間の作業 (観測) ではオペレーターになります。
その他の注意点
  • すばる望遠鏡のドーム上部は、望遠鏡の一部としての機能を有しており、建物としての性格を備えているわけではありません。また全てのエリアについてアクセスビリティが確保されているわけではございません。車椅子などをお使いになる方は、事前にご連絡をお願いいたします。
  • ドーム内では貸し出し用のヘルメットをご着用いただいております。
  • 見学経路およびその付近にはお手洗いがありません。MKVISや山頂手前の簡易トイレで予めお済ませください。
  • すばる望遠鏡施設内での飲食はご遠慮ください。ただし体調を整えるための飲み物をご持参になり、ご自分で持ち歩き、管理される場合はかまいません。
  • ごみは必ずお持ち帰りください。
  • 忘れ物の管理はいたしておりませんので、身の回り品には十分にご注意願います。特に山頂では物忘れがひどくなりますので。
  • すばる望遠鏡山頂施設周辺では、舗装部分を注意してお歩きください。火山灰・火山礫の部分は、望遠鏡性能の維持のために特別に配置してあり、そこには立ち入らぬようお気をつけください。
  • 急遽宿泊する必要が出てきた場合には、オペレーションセンターにお問い合わせください。専用の様式に記入していただきます。

ハワイ観測所滞在の際に留意いただく事項

ハワイ観測所での滞在にあたっては、以下のことに留意してください。

山麓施設の出入りについて

山麓施設は、平日(月曜~金曜)の朝7時半開錠、夕方5時施錠です。
これらの時間帯以外に施設に出入りをする場合には、到着時にその旨申し出てください。
また、土日およびハワイ州の休日にはオフィスは閉まっていますのでご注意ください。
出勤時にはオフィス正面玄関にある「在所掲示板」で、出勤したことをわかるようにしてください。同様に退勤する際には必ず退勤したことを示すようにしてください。詳しい説明は来所時にオペレーションセンターから行います。

安全管理について
  • 観測支援、装置調整等の理由によりハレポハクに宿泊する予定がある場合には、「来訪希望申請書」の所定の欄にその旨、記入してください。
  • 観測所滞在中に予定が変更になって、急遽宿泊する必要が出てきた場合には、オペレーションセンターにお問い合わせください。専用の様式に記入していただきます。
その他の注意点
  • すばる望遠鏡のドーム上部は、望遠鏡の一部としての機能を有しており、建物としての性格を備えているわけではありません。また全てのエリアについてアクセスビリティが確保されているわけではございません。車椅子などをお使いになる方は、事前にご連絡をお願いいたします。
  • ドーム内では貸し出し用のヘルメットをご着用いただいております。
  • 見学経路およびその付近にはお手洗いがありません。MKVISや山頂手前の簡易トイレで予めお済ませください。
  • すばる望遠鏡施設内での飲食はご遠慮ください。ただし体調を整えるための飲み物をご持参になり、ご自分で持ち歩き、管理される場合はかまいません。
  • ごみは必ずお持ち帰りください。
  • 忘れ物の管理はいたしておりませんので、身の回り品には十分にご注意願います。特に山頂では物忘れがひどくなりますので。
  • すばる望遠鏡山頂施設周辺では、舗装部分を注意してお歩きください。火山灰・火山礫の部分は、望遠鏡性能の維持のために特別に配置してあり、そこには立ち入らぬようお気をつけください。