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系外惑星発見を促進する新技術をすばるスタッフが開発

2008年12月1日

ハワイ観測所のオリビエ・ギュオン博士が、太陽系外惑星探査に威力を発揮するPIAA (Phase-Induced Amplitude Apodization) という新しい技術を開発しました。太陽以外の恒星の周りにある系外惑星の検出に使用されるのが、明るい中心星の光をさえぎるステラーコロナグラフと呼ばれる観測装置です。コロナグラフに PIAA 技術を応用することによって、望遠鏡で集めた天体の光を失わずに、明るさと解像度を保ちながらコントラストを高めることができ、その結果として地球のような惑星の検出が可能になると期待されています。PIAA の実験開発は、国立天文台と NASA-JPLが協力してすすめています。

PIAAとは
  望遠鏡に入る光の方向 (位相) を調節することにより、反射鏡上における光の分布を中心から外へ徐々に暗くなるようにし、明るい星の光が外側へもれ出すのをなくす技術。


リンク: NASA Ames Research Center "NASA Tests Optics Concept in New Coronagraph Laboratory"




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