トピックス

ディープ・インパクトの衝突現象観測 速報

2005年7月3日

 アメリカ航空宇宙局 NASA が打ち上げたディープ・インパクト探査機が、テンペル第一彗星の核に衝突しました。本速報ページでは、すばる望遠鏡に取り付けた NHK 超高感度ハイビジョンカメラ冷却中間赤外線分光撮像装置 COMICSが捉えた衝突現象の映像・画像を掲載しています(観測内容の詳細はこちら)。COMICSによる観測のオリジナルデータは、本ページを通じて世界中の研究者に公開しました。日時はすべてハワイ時間(日本時間 -19時間)です。なお、衝突時刻はハワイ時間 19:52:03 と見積もられています。

 

HDTV カメラが捉えた増光現象 (可視光)
衝突の1分前と24分後

・カラーの HDTV 形式の動画を静止画にキャプチャー
・視野:それぞれ約 5,500km x 2,000km
衝突の1分前、直後、1分後、3分後、5分後、18分後、24分後

・カラーの HDTV 形式の動画をトリミング
・視野: 約 5,500km x 4,000km
・フレームレート: 1/30 秒
・ファイルサイズ: 4.7MB
・像の動きは大気のゆらぎによる

動画をご覧になるには再生用ソフトが必要です:Windows Media Player

 

COMICS が捉えたテンペル第一彗星 (中間赤外線)

拡大画像
衝突前:2005年7月1日 20時13分撮像 (疑似カラー)

・波長: 10.5μm (1μm=0.001mm)
・視野: 約 12,000km x 10,000km

拡大画像
衝突後:2005年7月3日 21時50分撮像 (疑似カラー)

・波長: 10.5μm (1μm=0.001mm)
・視野: 約 12,000km x 10,000km

 

COMICS による7月3日観測のオリジナルデータ (研究者向け)
comics.tar.gz (一次処理済、18MB)
COMICSの詳細について(英語のみ)

 

2005年7月3日:リリース
2005年7月4日:追記
2005年7月6日:追記

 

 すばる望遠鏡におけるディープ・インパクトの観測に関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。

国立天文台ハワイ観測所広報室
 布施 哲治 (ふせ てつはる)
 電話:1-808-934-5922
 FAX:1-808-934-5099
 メール:

 

 

画像等のご利用について

ドキュメント内遷移